(C) 2025 MAPPA/チェンソーマンプロジェクト(C)藤本タツキ/集英社
9月19日、漫画家・藤本タツキさん原作のアニメ「チェンソーマン」の続編劇場版「レゼ篇」が公開され、そのエンディングテーマ「JANE DOE」(米津玄師 × 宇多田ヒカル)のPVがYouTubeで解禁されました。カフェでの語らい、夜の学校、ふたりの偶然の出会い、無邪気な青春……映像と楽曲が交じり合い、ファンの心を強く揺さぶっています。今日はその魅力と、SNS上で飛び交うファンの声に触れながら、この作品が生み出した“感情のうねり”を追ってみたいと思います。
「JANE DOE」のPVが描く、儚くて愛しい瞬間
PVでは、豪雨の中での出会いから始まり、雨宿り、カフェでの談笑、夜の学校を抜け出してプールへ、という青春の小さな冒険――。デンジとレゼの“普通じゃないけど普通であってほしいひととき”が、映像の隙間を通じて切なく、美しく描かれています。映像美と楽曲の同調はまさに“胸がきゅっとなる”演出。
劇場版「レゼ篇」の物語とスタッフ
テレビアニメ版最終回でも登場した、レゼとの運命的な出会いとその先の物語をフルボディで描くレゼ篇。監督はアクションディレクター出身の吉原達矢さん、制作はMAPPA。主題歌「IRIS OUT」に加えて、今回のED「JANE DOE」も“二重A面シングル”として9月24日にリリースされることが公式発表されています。
ファンの熱狂と感想 ― SNSでよせられる声

賞賛の声
- 「映像美がすごい」「感情が崩れそう」といった表現で、PV・劇場版ともに“心を揺さぶられる”との声が多数。
- noteなどでも、原作との対比を交えながら、「レゼのヒロイン性がより深く描かれている」「デンジとレゼの思い出の時間を映画館で追体験できた」というレビューが目立ちます。
- 上田麗奈さん演じるレゼについて、「スクリーンにずっといたい」「デンジが羨ましい」といった熱い言葉が飛び交っており、“レゼへの共感”の強さが感じられます。
批判・物足りなさを感じる声
- 一方で、「ラストがあっけない」「盛り上がりと終わりの落差が大きくて虚無感が残る」といった意見も。物語の終盤をもっと引き延ばしてほしかった、という感想が散見されます。
- また、テンポに関する意見も。「前半がゆったりし過ぎ」「中盤以降の緊張感の構築が足りない」と感じるファンもおり、アクションの迫力は認めつつ“物語全体の流れ”に改善の余地を求める声があります。
楽曲「JANE DOE」の意味と期待

- 「Jane Doe(ジェーン・ドウ)」という名前の持つ“匿名性”“無名の女性”というニュアンスが、レゼというキャラクターの存在や物語のテーマと重なっており、タイトル選びにも深さがあるという見方。
- 米津玄師さんと宇多田ヒカルさんというビッグアーティストのコラボが、PV・楽曲双方に与える影響も大きく、「声の重なりが映像の余韻をさらに延ばしてくれる」との感想あり。特にラストクレジットで曲が終わる瞬間の余韻を求める声が強いです。
感想まとめ & 見どころ

劇場版「チェンソーマン レゼ篇」は、原作漫画でもファンの間で語り草となっていた「レゼ編」を、映像・音楽を最大限に活かして映画として仕立て直すことで、よりエモーショナルな体験を提供しています。特に「JANE DOE」のPV解禁によって、物語の“余白”や“切なさ”が音楽とともに強調され、観客を物語の中に深く引き込んでいると言えるでしょう。
見る前と見た後で印象が違うタイプの映画でもあります。期待し過ぎても良し、なにか胸に刺さるものがあるものを求めて映画館に足を運ぶ人には、間違いなく満足感をくれる作品です。一方で、“アクション重視”や“テンポ感”を重視する観客には、物足りなさを感じるかもしれません。
終わりに

「チェンソーマン レゼ篇」は、ただのアクション映画ではなく、出会いと別れを、恋愛だけでなく“失うこと”“理想と現実”“選択の痛み”というテーマで描ききった作品だと思います。そして「JANE DOE」は、その終演後の余韻を長く、優しく、しかし痛く胸に残す楽曲です。
これから観る人には、上映中の劇場で是非スクリーンと音響で“その余白”を体感してほしい。観終わった後でSNSでどんな言葉を呟くか、自分自身の心に問いかける作品だと思います。
(C) 2025 MAPPA/チェンソーマンプロジェクト
(C)藤本タツキ/集英社