キャッ党忍伝てやんでえとは、1990年にタツノコプロ制作でテレビ東京系列で放送されたアニメ作品です。動物型ロボット・アニマロイドたちが暮らす江戸時代風の街エドロポリスを舞台に、悪の忍者軍団・カラカラ一族と戦う秘密忍者隊ニャンキーの活躍を描いたSF時代劇ギャグバトルアニメです。かわいらしくてかっこいいキャラクターや、ヒーローアクションとコメディのバランスが絶妙なストーリー、そして時代劇をパロディしたセリフや必殺技などが魅力的な作品です。この記事では、キャッ党忍伝てやんでえのあらすじや登場人物、見どころなどを紹介します。
キャッ党忍伝てやんでえのあらすじ
キャッ党忍伝てやんでえの舞台は、動物型ロボット・アニマロイドたちが暮らす江戸時代風の街エドロポリスです。この街を治めるのは、メカＥＤＯ城に住む将軍・徳川イエッイエッです。しかし、実権を握るのは、幕府転覆を企む老中・コーン守です。コーン守は、幻ナリ斎率いる悪の忍者軍団・カラカラ一族と手を組み、様々なロボットでエドロポリスを混乱に陥れようとします。コーン守は、街に度重なる混乱を引き起こし、町人の将軍に対する信頼を落とすことでその野望を達成しようとしています。
これに対抗するのが、秘密忍者隊ニャンキーです。ニャンキーは、老中・ワンコー守によって組織された猫型アニマロイド（ネコ忍一族）の忍集団です。普段は、ピザ屋「ピザキャット」の店員として働くヤッ太郎、スカシー、プルルンの3人ですが、エドロポリスの正義と平和を守るべく、奮闘する日々を送ります。彼らは、忍者刀や番傘、手裏剣などの武器や、ネコ目スラッシュや一文字ファイヤーなどの忍法で戦います。また、必要に応じて、お助けメンバーや飛行メカ、巨大ロボ・ニャゴキングなども出動します。
キャッ党忍伝てやんでえの登場人物
キャッ党忍伝てやんでえには、個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。ここでは、主な登場人物を紹介します。
- ヤッ太郎（ニャンキー1号）山口勝平：本編の主人公で、ニャンキーのリーダー。生粋のエドロポリスっ子で「てやんでえ！やったろうじゃねえか！」が口癖。典型的な熱血漢だがマヌケな一面もある。おミツにほれている。忍者刀と妖刀マサマサを使って戦う。必殺技はネコ目スラッシュ。
- スカシー（ニャンキー2号）小杉十郎太：キザな性格のヤッ太郎の相棒。番傘と光刀ピカピカを武器にしている。いつもクールでキザなセリフで見境なく可愛い女の子たちの気を引こうとするが失敗に終わるドジな所がある。おミツが好きでヤッ太郎とはいつも対立している。必殺技は一文字ファイヤー。
- プルルン（ニャンキー3号）折笠愛：本作のヒロイン。バカ力が取り柄の女の子アニマロイドで、ニャンキーの紅一点。ハート手裏剣と鉤爪を武器にしている。気が強く怒りっぽい面があり、彼女を怒らせるとヤッ太郎たちは愚かカラカラ忍者ですら恐れるほど。ヤッ太郎に対してはストレスの種となっているが、実は誰よりも彼を信頼している。必殺技は乙女の怒りスラッシュ。
- おタマ（ニャンキー0号）こおろぎさとみ：ピザキャット本店の店長を務めるネコ型アニマロイド。ニャンキーのサポート役で、メカの操作や情報収集などを担当する。おっとりとした性格で、ヤッ太郎たちのお母さん的存在。必殺技はおタマビーム。
- おミツ 水谷優子：ピザキャット本店の看板娘で、ヤッ太郎とスカシーの憧れの的。美人でしっかり者だが、お金に目がないところがある。時々ニャンキーの戦闘に参加することもある。武器は扇子と魅刀キラキラ。必殺技はハートブレイカー。
- コーン守 沢木郁也：幕府転覆を企む老中で、カラカラ一族のボス。コーンの形をした頭が特徴。自分の野望のために様々なロボットやメカを使ってエドロポリスを混乱に陥れる。しかし、そのたびにニャンキーに邪魔されて失敗する。必殺技はコーンビーム。
- カラ丸 山寺宏一：カラカラ一族の忍者で、コーン守の部下。カラスの形をしたアニマロイド。コーン守の命令でニャンキーと戦うが、いつも敗北する。ヤッ太郎とはライバル関係にある。武器は忍者刀と手裏剣。必殺技はカラ丸スラッシュ。
- 幻ナリ斎 龍田直樹：カラカラ一族の忍者で、コーン守の師匠。幻術や催眠術などの忍法を得意とする。コーン守の野望に協力しているが、実は裏で自分の計画を進めている。ニャンキーの正体を知っており、彼らを利用しようとすることもある。武器は忍者刀と煙玉。必殺技は幻ナリ斎の幻術。
- ワンコー守 塩屋浩三：老中で、ニャンキーの組織者。犬型アニマロイド。コーン守の野望に気づいており、密かにニャンキーを支援している。ニャンキーには、ワンコー守の声を変えた「ボス」として指示を出す。武器は忍者刀と手裏剣。必殺技はワンコー守の忍法。
キャッ党忍伝てやんでえの見どころ
キャッ党忍伝てやんでえは、動物型ロボットの忍者活劇ギャグバトルアニメという斬新な設定で、子供から大人まで楽しめる作品です。見どころは以下の通りです。
- キャラクターの魅力：キャッ党忍伝てやんでえのキャラクターは、個性的で魅力的です。ヤッ太郎やスカシー、プルルンなどのニャンキーは、かわいらしくてかっこいいヒーローです。彼らの友情や恋愛、成長などの人間味あふれるドラマも見逃せません。また、コーン守やカラ丸、幻ナリ斎などのカラカラ一族は、悪役ながらも愛嬌のあるコミカルなキャラクターです。彼らの失敗やドジなどのギャグも笑いのポイントです。
- アクションとコメディのバランス：キャッ党忍伝てやんでえは、アクションとコメディのバランスが絶妙な作品です。ニャンキーとカラカラ一族の戦闘シーンは、迫力あるアクションと派手な必殺技で目を引きます。また、時代劇をパロディしたセリフやギミック、登場人物の掛け合いなどで笑いを誘います。シリアスな場面とギャグの場面の切り替えも上手くできており、飽きさせません。
- 音楽と声優の演技：キャッ党忍伝てやんでえの音楽と声優の演技も素晴らしいです。オープニングテーマ「キャッ党忍伝てやんでえ」やエンディングテーマ「おミツのうた」などの楽曲は、キャッチーで覚えやすく、作品の雰囲気に合っています。また、声優陣は、ヤッ太郎役の山口勝平さんやスカシー役の小杉十郎太さん、プルルン役の折笠愛さんなどのベテラン声優が、それぞれのキャラクターの個性を生かした演技をしています。特に、ヤッ太郎とスカシーの掛け合いや、コーン守とカラ丸のやりとりは、声優の掛け合いの名場面として有名です。
【まとめ】
キャッ党忍伝てやんでえは、動物型ロボットの忍者活劇ギャグバトルアニメという斬新な設定で、子供から大人まで楽しめる作品です。キャラクターの魅力や、アクションとコメディのバランス、音楽と声優の演技などが見どころです。この記事では、キャッ党忍伝てやんでえのあらすじや登場人物、見どころなどを紹介しました。キャッ党忍伝てやんでえは、現在もDVDや配信サービスで視聴できます。ぜひ一度ご覧になってみてください。てやんでえ！やったろうじゃねえか！
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