アニメの魅力を伝えるブログ:「アニメの世界へようこそ」

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新海誠監督のアニメ作品に見る日本神話との関連性

新海誠監督は、『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』などのヒット作で知られるアニメーション監督である。彼の作品は、現代の日本を舞台にしながらも、古代の日本神話や民間信仰に触れることで、人間と自然との関係や運命の力を描いている。本記事では、新海監督のアニメ作品と日本神話との関連性について、3つの作品を例にとって紹介します。

君の名は。』と「とりかへばや物語

f:id:shyuya86:20231112191314j:image(C)2016「君の名は」製作委員会

映画『君の名は。』公式サイト

君の名は。』は、遠く離れた場所に住む高校生の男女が、夢の中で入れ替わるという物語である。この作品の着想の一つに、平安時代の昔話「とりかへばや物語」があると新海監督は語っている1。「とりかへばや物語」は、対照的な性格の双子の男女が、男の子が女の子として、女の子が男の子としてそれぞれ育てられるという物語である。この物語では、双子は互いに惹かれ合うが、血のつながりを知らずに結ばれることはできないという悲劇的な運命に直面する。『君の名は。』では、入れ替わりの相手を探す過程で、男女の主人公は互いに恋に落ちるが、彼らの出会いは3年前の彗星の落下によって引き起こされた時空の歪みによるものであり、現実ではすでに別々の時間に生きていることが判明する。彼らは時空を超えて再会することができるのか、というサスペンスが物語の魅力の一つである。この作品では、日本神話に登場する「縄文縄」や「三輪山」、「御神体」などのモチーフが重要な役割を果たす。特に、「縄文縄」は、運命の赤い糸のように、主人公たちを結びつける象徴として描かれる。

『天気の子』と「天孫降臨

f:id:shyuya86:20231112191332p:image©2019『天気の子』製作委員会

映画『天気の子』公式サイト

『天気の子』は、雨の降り続く東京で、天気を操る力を持つ少女と出会った少年の物語である。この作品では、日本神話の「天孫降臨」のエピソードが重要なヒントになっていると新海監督は語っている。「天孫降臨」は、天照大神の孫であるニニギノミコトが、高天原から地上に降りてきたという物語である。この物語では、ニニギノミコトは、地上の鹿葦津姫と恋に落ちるが、彼女の父である大山津見神は、娘を嫁がせる代わりに、天孫一族に地上の支配を委ねるという契約を結ぶ。『天気の子』では、天気を操る少女は、彼女の祖母から「天の民」と呼ばれる存在の末裔であることを聞かされる。彼女は、雨を止めるためには、自分が天に帰らなければならないという運命に直面する。少年は、彼女を救うために、天と地の均衡を乱すことを選ぶ。この作品では、日本神話に登場する「天の岩戸」や「天の逆鉾」、「天の浮橋」などのモチーフが重要な役割を果たす。特に、「天の逆鉾」は、天と地をつなぐ道具として描かれる。

『すずめの戸締まり』と「八岐大蛇退治」

f:id:shyuya86:20231112191352j:image©2022「すずめの戸締まり」製作委員会

映画『すずめの戸締まり』公式サイト

すずめの戸締まりと八岐大蛇退治は、日本の神話に基づいた物語です。 すずめの戸締まりは、新海誠監督の最新作で、地震の元凶である「ミミズ」を封じるために、扉を閉じる「閉じ師」の少女・鈴芽と青年・草太の冒険を描いています。八岐大蛇退治は、古事記日本書紀に記された、天孫であるスサノオが、八つの頭と八つの尾を持つ巨大な蛇・八岐大蛇を退治したという神話です。 これらの物語には、いくつかの共通点があります。 まず、ミミズと八岐大蛇は、ともに災害をもたらす存在として描かれています。 ミミズは地震を引き起こし、八岐大蛇は水害や疫病を引き起こしていました。また、ミミズと八岐大蛇は、ともに扉や洞窟に封じ込められることで、災害を防ぐことができます。 鈴芽はミミズが出てきた扉を閉じることで、地震を止めることができました。スサノオは八岐大蛇が住む洞窟の入り口に岩を積み上げることで、水害や疫病を止めることができました。 さらに、ミミズと八岐大蛇は、ともに神話のモチーフとして使われています。 ミミズは、常世という死者の世界と現世を繋ぐ存在として描かれています。 以上のように、すずめの戸締まりと八岐大蛇退治は、災害をもたらす存在、封じ込める方法、神話のモチーフという点で、関係性があると言えます。 

すずめの戸締まりは、東日本大震災を背景に、家族や恋人との絆や、自分の運命に向き合うことの大切さを描いています。八岐大蛇退治は、古代の日本人が、自然や神々との関係や、国家や社会の成立に関わることを描いています。

新海誠監督の裏メッセージ

ここまでは何となく日本神話に基づいて描かれているんだなという事は分かってもらえたと思うのですが、アニメの主人公の名前や関わる場所などにも物凄く考察要素がありすぎるくらい盛り込まれています。例えば「君の名は。」の登場人物や声優さんの名前、場所にまでこだわり、龍神様である瀬織津姫との関連性を匂わせたりしています。他の作品も同様に沢山の裏設定が織り交ぜてあります。

この場で全てを書くとなると、とんでもない量の文章になってしまうのでもっと知りたいという方は、私が大好きなYouTuberのTOLAND VLOG(トゥーランドブイログ)さんが詳しく解説してくれているので是非観て下さい。


www.youtube.com

この様に日本神話との関連性を理解した上でもう一度、新海誠監督の作品を見てみると全然違った視点で観れるのでもう一度見直してみるのも楽しいと思いますよ。

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