©大森藤ノ・青井 聖・講談社/「杖と剣のウィストリア」製作委員会
大森藤ノ(『ダンまち』シリーズ)原作のアニメ『杖と剣のウィストリア』が、ついに第2期へ突入します。放送開始は2026年4月。あわせてティザービジュアルと、アクションシーンを中心に構成された特報映像も公開され、SNS上では早くも期待の声が多数上がっています。この記事では、第2期の放送情報、スタッフ体制の変化、そして特報映像から読み取れる見どころまで詳しく解説していきます。
◆ 『杖と剣のウィストリア』第2期、2026年春より放送開始
公式発表によれば、『杖と剣のウィストリア』第2期は2026年4月から放送予定。ちょうど春アニメの目玉作品としてラインナップされる形になります。今回公開されたティザービジュアルは、新章の幕開けを強く意識した仕上がりで、主人公ウィルの成長と物語のスケールアップを予感させます。
また特報映像は、シーズン1の名シーンを凝縮し、戦闘シーンを中心に振り返る構成。第2期の新規映像は控えめながら、「これからさらに激しい戦いが待ち受けている」というメッセージ性が強い内容となっています。
◆ 監督体制の刷新に注目
第2期で最も大きな変化のひとつが、監督体制です。
- シーズン1で監督を務めた 吉原達矢 が、第2期では総監督へ昇格。
- 『英雄教室』で副監督を務めた 中野英明 が、今回は監督として新たに参加。
アニメ制作は引き続き BN Pictures×アクタス の共同体制。キャラクターデザインの 小野早香、音楽担当の 林ゆうき をはじめ、主要スタッフが再集結しています。
■ 解説:総監督+監督のダブル体制とは?
近年のアニメでは、経験豊富なクリエイターが「総監督」として全体の方向性やクオリティを監修し、新しい監督が現場の演出を担うスタイルが増えています。吉原達矢はシーズン1でアクション演出に高い評価を受けた人物であり、第2期ではそのノウハウを全体に浸透させつつ、中野英明が新鮮な視点を加えることで、作品全体の進化が期待できます。
◆ 原作と作品世界の魅力

『杖と剣のウィストリア』の原作は、大森藤ノ。代表作『ダンまち』で一躍有名となり、ファンタジー作品のヒットメーカーとして知られています。作画を担当するのは気鋭の漫画家・青井聖。迫力のあるアクションシーンから繊細なキャラクター描写まで、美麗なビジュアルで原作の世界観を表現しています。
物語は、魔法社会の学園を舞台に、魔法が使えない少年ウィルが「剣」で挑み続けるというもの。魔法至上主義の中で孤独に戦いながらも仲間を得て成長する姿は、王道の少年ファンタジーでありながらも「努力と逆境の物語」として強い共感を呼びます。
■ 解説:『ダンまち』との比較
『ダンまち』が“冒険と出会い”をテーマにした作品であるのに対し、『ウィストリア』は“学園と戦い”が舞台。剣と魔法の融合は共通しつつも、よりライバルとの対決や友情に重点を置いているのが特徴です。第2期では学園内の対立や、外の脅威との戦いがさらに深堀りされると予想されます。
◆ 特報映像から見える第2期の注目ポイント
まずは公式が公開した特報映像をご覧ください。シーズン1の戦闘シーンを中心に構成され、第2期への期待を高める内容となっています。
▼『杖と剣のウィストリア』第2期 特報映像
公開された特報映像は、シーズン1の戦闘シーンを振り返る構成で、視聴者に「ここからさらに激化する戦い」を印象づけています。SNS上では「劇場版クラスの作画」「アクションのテンポが最高」といった感想も見られました。
■ 見どころ1:アクション演出の進化
吉原達矢は、アクション演出に定評があり、『チェンソーマン レゼ編』でも注目を浴びた人物。第2期でもスピード感ある戦闘描写に期待が高まります。
■ 見どころ2:キャラクター同士の関係性
第1期で築かれた仲間との絆、そしてライバルとの因縁。映像内の一部カットからは、より感情的な対立やドラマが描かれる兆しが感じられます。
■ 見どころ3:新章の伏線
特報映像には、第2期で描かれるであろう新章に関する示唆的なカットも含まれていました。原作既読ファンからは「あの展開がついに来るのでは」と期待の声が上がっています。
◆ まとめ
- 『杖と剣のウィストリア』第2期は 2026年4月より放送開始。
- 監督体制は吉原達矢(総監督)+中野英明(監督)という新布陣。
- 制作はBN Pictures×アクタスで、シーズン1の主要スタッフが再集結。
- 原作は『ダンまち』の大森藤ノ。学園ファンタジー要素に王道の成長物語を掛け合わせた作品。
- 特報映像ではアクションシーンを振り返りつつ、新章突入を予感させる演出が盛り込まれている。
第2期の放送まで半年以上ありますが、今後は追加キャストや新ビジュアルの公開も予定されているはず。続報を追いつつ、放送に備えて第1期を復習しておくのもおすすめです。
©大森藤ノ・青井 聖・講談社/「杖と剣のウィストリア」製作委員会